黒江万金堂、ギタリストの金谷です。
フルートとギターのために書かれた曲は意外と、というか当然というか数が少なくどうしても有名どころは多くのデュオによって手垢が付いたものになってしまいます。ピアソラやジュリアーニなどは定番中の定番で、猫も杓子もプログラムにいれています。
新鮮なレパートリー開拓に悩むところですが、そもそも根本的にギターが抱える問題「著名な作曲家による作品がない」こともあって、充実させるためには多くを編曲に頼らざるを得なくなります。ところがこれがまた使い物にならないレベルばかり。
結局は自分たちで満足いくまで編曲をしなくてはいけないはめに。
ただ、どうせそこで苦労するのなら誰もやっていないような曲をやってみよう!と思うところが万金堂スピリットでもありまして。
オリジナルや編曲もの玉石混交のレパートリーから、面白いと感じるものだけを選んでいく。そして演奏しがいのある音楽を取り上げる。
黒江万金堂の今後のレパートリーにもぜひ注目してください。
私たちが「ちょっと癖のある変わったデュオ」だということがきっとわかるでしょう。