2020年配信元年を終えて

Kozo-guitar
クリスマス・ライブ配信より

新たな決意と音楽への想いをもって始めた配信という新しい表現の場。
試行錯誤や数々の失敗を乗り越えてなんとか自分たちの思う
スタートラインに立てたと自負しています。

以前から模索されていましたが、最新の通信技術や圧縮技術によって
高音質、高画質の映像を扱えるようになりました。
あとは使う者のアイデアとセンスで未来が見えてきます。

たとえばこの配信によって
私たち地方に住む音楽家にとってネックであったクラシック市場の狭さ、
音楽の嗜好など郷に入れば郷に従わざるを得なかった
そんなこれまでの環境から自由に飛び立てるようになったのです。
そして聴く者にとっても、クラシックの古いしきたり慣習に縛られることなく、
自由に鑑賞でき、
なによりもこれまで時間的に地理的にホールや会場へ
音楽を聴きに行くことが難しかった方々、
「行きたくても行けない」人たちへの福音となると信じています。

配信において私たちがポリシーとして持ち続けるもの。
それは
妥協のない音楽を、飾りではない音楽家の姿を見せること。
そして作り込まれたCDや編集された保存動画ではなく、
今、共に時間を過ごしている「喜び」を共有すること。
ライブは刹那的でそこでの出会いも一期一会。
時間を扱う音楽家として常に留意していきたいところです。

配信だからできること、逆に配信ではできないこと。
いろいろありますが、ただ一つ言えること
この日本で「音楽家として生きる」チャンスを頂けたのだ!
という思いを胸に、これからも発信し続けてまいりますので、
よろしくお願いいたします。